妄想の墓場

なんか思いついてもすぐに忘れるのでメモがわりに

【日記】最近のガキは宿題にチャットGTPを使わないよう指導されるらしい

 最近のガキはチャットGTPを使って作文を書くらしい。バ先のガキが教えてくれた。大学生でそういうやつがいるのは聞いたことあるけど、中学生、なんなら小学生でもやってるやつがいることが衝撃だった。

 

 まぁ考えてみれば全くあり得ない話じゃないし、むしろどうしてガキはチャットGTPを使わないと思ってたんだろう。新しい技術に真っ先に興味を示しそうなことは容易に想像できたはずなのに。

 

 生まれる前からスマホがあって、子供騙しの積み木やら知育玩具の代わりに広告が鬱陶しいパズルゲームで遊んでたデジタル世代は、想像をはるかに超えて小賢しい。多分KADOKAWAの社員よりネットリテラシーある。

 

 そのガキはチャットGTPの使い方について自慢げに教えてくれた。

 チャットGTPに、「中学生レベルの文章で書いてください」と入力すればバレないらしい。本当にバレてないのか、見逃されてるだけなのかは分からないけど、いつの時代も先生を出し抜くというのはガキにとっては最高級のステータスなんだろうなと、誇らしげな表情が語っていた。

 

 実際、作文に時間を使うくらいなら他の勉強をした方がいいとは思っていたし、それこそ遊びに使って欲しいとも思う。学生時代の夏休みほど貴重なものはない。大人になれば夏休みなんて無いも同然なんだから。まぁ、僕は毎日が夏休みなんですけどねヨホホホホ。

 

 ここまでくると、チャットGTPを使わないよう指導するんじゃなくて、逆にどれだけうまく使えるかを課題にしたほうがいいのでは無いかとも考える。チャットGTPコンテスト、もはやアカデミックスキルのひとつとして指導要綱に加えてもいい。将来、人と話すよりaiと話す時間のほうが長い時代が来るのかもしれない。そうなったら、チャットGTPのうまく使えることは、大きなアドバンテージになりうる。

 

 すごい時代になったもんだ、いつのまにか、若者のつもりで時代に置いてかれるんだろう。今は「あの上司老害だよな」みたいに、自分も若いフリをして共感を求めてくる人間も老害に分類されるらしい。  

 

 年齢だけを「若者」の基準にして、何もせずに情報を遮断してしまえば、あっというまに取り残される。逆に、歳をとっても若々しい人間とは、常に情報を仕入れて、価値観をアップデートしながら時代に適応していける人間を指すのかもしれない。

 

 12歳そこらのガキにとって10歳差はガキがそれまで生きてきた年数とほとんど変わらない。自分が生きてきた年数との比率に応じて、1歳の差の感じ方が変わるんだと思う。 

 僕らが小学生1年生だった頃、6年が大人に見えていたように。

 

 はたから見ればどっちもガキだし、80年人道を究めたような大御所から見れば、僕も、小学生も、乳児も、大して変わらないのかもしれない。実際僕は自分が大人だという自覚はない。普通にカブトムシではしゃぐし、ゲームの時間はコントロールできないし、ブラックコーヒーは飲めない。

 ただ、子どもはどれだけ背伸びしても大人にはなれないけれど、大人はいつでも子どもになれる。心ときめくものがあるだけでいい。人生とは、99.9%のどうでもいい雑音の中から、そんな宝物を見つける作業だと思う。

 

 今回は、たまたまそれがチャットGTPだったというだけだった。新しい時代の波を感じてウキウキして、つい色んなことを妄想してしまった。それこそ、授業中に頭の中でアニメキャラを戦わせていたときみたいに。そういう気持ちを忘れずにいたい。

 

 っていう文章も、aiが書いたのかもと思うと面白い。